「結局、何が言いたいの?」——一度でも言われたことがある人は、説明が下手な側に分類されます。本記事では、説明が下手な人に共通する特徴と、それを直す3ステップを入門者向けに解説します。
説明が下手な人に共通する3つの特徴
特徴1:結論が最後に来る、または結論がない
説明が下手な人の話は、背景 → 経緯 → 詳細 → 補足 → ようやく結論、という順序で進みます。聞き手は最後まで聞かないと結論が見えないので、途中で集中力が切れます。
最悪のケースは、結論そのものが言語化されていない状態。「で、何が言いたい?」と聞かれて自分でも答えられない。
特徴2:抽象と具体が混ざっている
「頑張ります」(抽象)と「Aさんに今日中にメールします」(具体)が同じ粒度で混ざっている。聞き手は何が一般的な話で、何が具体的な行動なのか分からなくなります。
特徴3:情報を全部入れようとする
「丁寧に伝えよう」とするあまり、関係ない情報まで入れる。聞き手にとっては「何が重要で何が省略可能か」が判断できず、結果的に何も伝わりません。
直し方の3ステップ
ステップ1:結論ファーストにする
これが最大の改善ポイント。話す前・書く前に結論を1文に絞ること。「結論から言うと〜」「先にお伝えすると〜」を口癖にする。
最初は不自然でも、1ヶ月で慣れます。これだけで「何が言いたい?」と言われる回数が劇的に減ります。
ステップ2:PREP法で組み立てる
結論ファーストの次に身につけるのが PREP法:Point(結論)→ Reason(理由)→ Example(具体例)→ Point(結論再確認)。
PREP法を意識するだけで、次の3つが自動的に達成されます:
- 結論が最初に来る
- 抽象と具体が分離される(理由は抽象、具体例は具体)
- 余計な情報が省かれる
ステップ3:「伝えなくていいこと」を判断する
説明が上手い人ほど、情報を削る判断ができる人。「これは今この人にとって不要」と切り捨てる勇気が必要です。
切り捨てる判断軸は2つ:
- 目的に直結するか:話の目的(説得、共有、依頼)に貢献しない情報は削る
- 相手が既に知っているか:知っている情報は省く
ビジネスでの直し方の例
例:上司への報告
✗ 「お疲れさまです。今日打ち合わせがありまして、A社さんとB社さんが来られて、結構話が長引いてしまって、それでですね、結論として……」(200字以上で結論に到達)
○ 「お疲れさまです。**結論からお伝えすると、A社との契約は来週金曜に締結予定です。**理由は3つあります……」(25字で結論到達)
同じ情報を伝えても、構造が違うだけで印象が桁違いに変わります。
例:チャットでの依頼
✗ 「お忙しいところすみません、ちょっと相談させてもらってもよろしいでしょうか、実は今日新しい案件の話がきまして……」
○ 「**ご相談:新案件の方針判断をお願いしたいです(5分でOK)。**詳細は資料をご確認ください」
冒頭の20字だけで、相手の理解と判断を助けられます。
「説明が上手い人」になるためのトレーニング
毎日できる訓練3つ:
- メールを送る前に結論を1文で書き直す
- 会議の発言を1分以内で完結させる練習
- 誰かに何かを説明したら「結局何だった?」と自問する
Swingでは PREP法・エレベーターピッチなど、説明力を鍛えるトレーニングを毎日5分で実践できます。
まとめ:3ステップで「何が言いたい?」を卒業
- ステップ1:結論ファーストで話す
- ステップ2:PREP法で組み立てる
- ステップ3:情報を削る勇気を持つ
説明が下手なのは才能ではなく、習慣の問題です。3週間意識的に取り組めば、周りからの評価が変わります。
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