ブレインストーミング、SCAMPER、オズボーンのチェックリスト——どれも有名な発想法ですが、関係性が分かりにくい。本記事では3つの違いと、目的別の使い分けを解説します。
結論:3つは発生順に進化した「親子」
| 手法 | 発生年 | 特徴 | |---|---|---| | オズボーンのチェックリスト | 1953年 | 発想の元祖、9つの問い | | ブレインストーミング | 1953年 | 集団でアイデアを出す方法 | | SCAMPER法 | 1971年 | オズボーンを再構成、7つの問い |
オズボーンが両者の親。SCAMPERはオズボーンを発展、ブレストはオズボーンの会議運用版。3つはアレックス・オズボーンを起点にした家系です。
それぞれの特徴
オズボーンのチェックリスト
既存のものに9つの問いをぶつけて改良案を出すフレームワーク。
9つの問い:転用・応用・変更・拡大・縮小・代用・再配置・逆転・結合
ブレインストーミング
集団で大量のアイデアを出す会議の運用方法。オズボーンが提唱した4原則を守る。
4原則:批判禁止・自由奔放・量重視・結合改善
SCAMPER法
オズボーンの9つを再構成した7つの問い。1971年にBob Eberleが提唱。新たに「Eliminate(削除)」を追加。
使い分けのマトリクス
| 目的 | 推奨手法 | |---|---| | 1人で既存製品の改良案を出す | オズボーン or SCAMPER | | 集団で新しいアイデアを発散 | ブレインストーミング | | 「削除」の発想を試したい | SCAMPER | | 9つの視点を網羅したい | オズボーン | | 短時間で大量に出したい | ブレインストーミング |
組み合わせて使うのが王道
実務では、3つを組み合わせて使う:
- ブレインストーミングで発散モードに入る(4原則)
- オズボーン or SCAMPERで問いを使って深掘る
- アイデアを大量に出し終えたら、収束フェーズで選別
つまり、ブレストは場の運用、オズボーン/SCAMPERは問いの種類、という分業。
ビジネスでの実例
新製品アイデア出しの会議:
- ブレストの4原則を守る:批判禁止・量重視
- 9つの問い(オズボーン)を順番に投げる:「転用は?」「応用は?」「変更は?」…
- 「削除」(SCAMPER独自)を試す:「機能を半分にしたら?」
- アイデアが出揃ったら、収束フェーズへ
これで個人でも集団でも、漏れのない発想ができます。
まとめ
- オズボーン=9つの問い、ブレスト=集団運用、SCAMPER=7つの問い
- オズボーンが両者の親
- 使い分けではなく「組み合わせて使う」
- ブレストの場で、オズボーン/SCAMPERの問いを使う
→ 発想力全体の体系は発想力とは?アイデアを生み出し続ける思考法もあわせて。