ピラミッドストラクチャーを「知っている」と「使える」の差は、テンプレートの引き出しの数で決まります。10 個の業務シーン別テンプレートを、コピペで即使える形で用意しました。
ピラミッドストラクチャーの基本
結論 → 根拠 3 つ → 事実 の三層構造。詳細は ピラミッドストラクチャーの書き方 に。
各テンプレートはこの構造で書かれています。
1. 新規事業の提案
[結論] 当社は◯◯業界向けSaaSを立ち上げるべきです。
├─ [根拠1] 市場規模が拡大している
│ └─ [事実] 矢野経済研究所:年率N%成長
├─ [根拠2] 競合は寡占でなく参入余地あり
│ └─ [事実] 上位3社のシェア合計N%
└─ [根拠3] 当社の強み(既存顧客基盤)が活きる
└─ [事実] 既存顧客の30%が業界A
2. 予算増額の提案
[結論] マーケ予算を月+200万円増やすべきです。
├─ [根拠1] 現在の予算で機会損失
│ └─ [事実] 月平均N件の受注機会を逃している
├─ [根拠2] CACがLTVに対して低水準
│ └─ [事実] CAC:LTV = 1:N(業界目安1:3)
└─ [根拠3] 競合の広告投資が増加
└─ [事実] 競合A社が前年比150%増
3. 採用拡大の提案
[結論] 来期、エンジニア採用を3名増やすべきです。
├─ [根拠1] 現在の開発リソースが不足
│ └─ [事実] 案件の50%が後ろ倒し、稼働率120%超
├─ [根拠2] 来期の新規案件パイプラインが豊富
│ └─ [事実] 受注確度70%以上の案件がN件
└─ [根拠3] 採用市場で当社の評価が上がっている
└─ [事実] 直近の応募数が前年比200%
4. リモートワーク導入の提案
[結論] 来月から週1回のリモートデーを正式導入すべきです。
├─ [根拠1] 従業員エンゲージメント向上
│ └─ [事実] パイロット後アンケート満足度+23%
├─ [根拠2] 通勤・オフィスコスト削減
│ └─ [事実] 月額◯万円・年額◯万円の削減見込み
└─ [根拠3] 採用競争力の強化
└─ [事実] 候補者調査で「リモート可」が応募動機トップ3
5. 新人研修プログラム改善の提案
[結論] 来期から研修プログラムを「実務型」に刷新すべきです。
├─ [根拠1] 現行研修と現場のギャップが大きい
│ └─ [事実] 新人アンケートで65%が「実務で使えない」
├─ [根拠2] 競合企業の研修事例が成果を出している
│ └─ [事実] 競合A社が実務型導入で離職率を15%改善
└─ [根拠3] 当社の既存教材を活用できる
└─ [事実] 過去5年分の案件資料が研修素材になる
6. 月次売上報告
[結論] 5月売上は目標比+8%で着地、好調です。
├─ [根拠1] 新規受注が想定を上回った
│ └─ [事実] 新規N件、想定+3件
├─ [根拠2] 既存顧客の単価が上昇
│ └─ [事実] 平均単価が前月比+12%
└─ [根拠3] 解約率が低水準で推移
└─ [事実] 月次解約率1.2%(目標2%以下)
7. 顧客満足度調査の結果報告
[結論] 顧客満足度は78点で前年比+5pt、改善傾向です。
├─ [根拠1] サポート品質の評価が向上
│ └─ [事実] 「サポート対応」項目が72→81点
├─ [根拠2] 機能改善の効果が出ている
│ └─ [事実] 「使いやすさ」項目が68→76点
└─ [根拠3] ただし価格満足度は低下傾向
└─ [事実] 「価格」項目が65→61点
8. クライアントへの戦略提案
[結論] 御社の課題に対し、3ヶ月の改善プログラムを提案します。
├─ [根拠1] 現状分析で3つの主要課題を特定
│ └─ [事実] ヒアリングと現状分析データから抽出
├─ [根拠2] 当社の類似支援実績で効果が実証
│ └─ [事実] 同業他社A社で3ヶ月で売上+15%
└─ [根拠3] 投資回収が現実的
└─ [事実] 想定ROI = 3.2倍(6ヶ月後)
9. システム導入の比較検討
[結論] 当社は SaaS A を導入すべきです(vs B / C)。
├─ [根拠1] 機能要件への適合度が最も高い
│ └─ [事実] 必須機能20項目中、Aは18、Bは15、Cは13
├─ [根拠2] コスト面でも最適
│ └─ [事実] 3年TCO:A=Y円、B=Y+30%円、C=Y+10%円
└─ [根拠3] 導入実績が豊富で安定性◎
└─ [事実] 国内導入企業数:A=1000+、B=300、C=100
10. プロジェクトの遅延報告
[結論] ◯◯プロジェクトのリリースを2週間延期する必要があります。
├─ [根拠1] 想定外の仕様変更が発生
│ └─ [事実] 先方からの追加要件3件、工数+15日
├─ [根拠2] テストリソースが想定不足
│ └─ [事実] QAメンバー1名が他案件に取られた
└─ [根拠3] 依存先APIに障害発生
└─ [事実] 連携先APIエラー多発、調査完了せず
テンプレートを自分の文脈にカスタマイズするコツ
- 「◯◯」「△△」を具体的に埋める:まずは雛形通り、自分の案件で穴埋め
- 数字は必ず入れる:根拠の事実部分には数字を1つは入れる
- MECEチェック:根拠3つが重複していないか、観点がずれていないか確認
- Why So? / So What?:結論 → 根拠が説明できるか、逆方向もOKか
まとめ
10 のテンプレートを覚えるだけで、提案書・報告書・プレゼン構成が一気に楽になります。書く前にまず三層構造を頭に組み立てる、これを習慣にしましょう。
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