「タスクをこなすのに必死で、本当に解くべき問いが見えていない」——そんな状態を防ぐ思考法がイシュードリブン。安宅和人氏の名著で広まった概念を解説します。

イシュードリブンとは

イシュードリブン(Issue-Driven)とは、作業を始める前に「本当に解くべき問い(イシュー)」を見極め、そこに集中して取り組む思考スタイル。マッキンゼー出身のサイエンティスト・安宅和人氏の著書『イシューからはじめよ』で日本に普及しました。

仕事で価値を生む人は、問いの良し悪しを最初に判断する。問いが間違っていれば、いくら頑張っても価値は出ません。

良いイシューの3条件

安宅氏は、本当に取り組む価値のあるイシューには3つの条件があると言います:

  1. 本質的:解いた瞬間、後続の問題が連鎖的に解ける
  2. 深い仮説がある:「こうかもしれない」という仮の答えが既にある
  3. 答えを出せる:時間内に検証できる範囲にある

3つすべてを満たすイシューに集中することで、生産性は劇的に上がります。

ビジネスでの例

  • ✗ ダメなイシュー:「売上を上げるには?」(広すぎる、答えがない)
  • ○ 良いイシュー:「既存顧客のリピート率を15%下げている要因は何か?」(具体的、検証可能、本質的)

仕事に取りかかる前、最初の30分で「本当のイシューは何か?」を書き出すだけで、その後の3時間の質が変わります。

まとめ

  • 「何を考えるべきか」を見極める思考法
  • 良いイシューは「本質的・深い仮説・答えが出せる」
  • 作業より問いの質に集中する

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